睡眠時ポリグラフ検査（睡眠時無呼吸検査）について

睡眠中の無呼吸の程度を調べます。寝ている間のいびきや無呼吸を指摘された方にまず行う簡易型、その結果、さらに詳しい診断が必要な方に行う精密検査に分かれます。
　睡眠時無呼吸症候群（Sleep Apnea Syndrome：SAS）とは、睡眠中に呼吸が止まったり（無呼吸）、呼吸が弱くなった状態（低呼吸）を繰り返す病気です。一般的に10秒以上の無呼吸・低呼吸が1時間あたり5回以上ある場合を、睡眠時無呼吸症候群と診断します。この1時間あたりの回数を無呼吸低呼吸指数（AHI：Apnea Hypopnea Index）といい、重症度を決めるときに使用します。

睡眠時無呼吸症候群外来

簡易型睡眠時無呼吸検査　自宅で検査が出来ます

口や鼻の呼吸の有無といびき、無呼吸による血中の酸素飽和度の低下がないかを自宅で調べる事が出来ます。簡単な機械を家に持って帰ってもらいます。ご自身で寝る前に指と鼻の所にセンサーを取り付けていただき、翌朝に外してもらいます。非常に簡単に取り付けられるので、だれでも簡単に行う事ができます。機械は70ｇと小型で、ボタン一つで検査をすることが可能です。

検査の流れ

1. 鼻と口、指先にセンサーを装着する
2. 測定開始ボタンを押す
3. いつもどおり就寝する
4. 起床後、センサーを取り外す
5. 機械をクリニックへ返却

クリニックへ返却後、内部に記録された無呼吸の回数や程度を解析します。解析結果の報告には数日かかります。この検査で無呼吸症候群の疑いがあると考えられる人は、精密検査を行います。

検査費用

1割負担 900円
3割負担 2700円

上記は検査費用です。診察料金は別にかかります。

精密睡眠時無呼吸検査※予約制

簡易検査にて睡眠時無呼吸症候群が疑われた場合は精密検査を行います。
従来、精密検査は入院での検査が必要でしたが、当クリニックでは専用の器械を導入し、外来で検査をすることが可能です。普段の布団や枕で寝ながら検査を受けることができます。検査の内容は簡易検査に加え脳波や目の動き、顎の筋肉の動き、胸やお腹の動きを調べるセンサー等を取り付けます。センサーが多くなりご自身での取り付けは難しくなりますので、夕食やお風呂を早めにすませ、夕方に来院していただき、院内でセンサーを取り付けたまま自宅に帰って寝てもらいます。翌朝、そのまま病院へ来てもらいセンサーを取り外します。

検査の流れ

1. 自宅で入浴、食事を済ませる
2. 19時ごろクリニックへ来院
3. 検査センサーを装着(約15分)
4. 測定開始ボタンを押す
5. 帰宅し、いつも通り就寝する
6. 翌朝9時ごろ、クリニックでセンサーを外す

内部に記録された無呼吸の有無、睡眠の質や深さなどを解析します。解析結果の報告には数日かかります。
睡眠時無呼吸症候群と判断された場合は医師より最適な治療法をご提案いたします。

検査費用

1割負担 3,480円
3割負担 10,440円

上記は検査費用です。診察料金は別にかかります。