診療内容
睡眠時無呼吸症候群外来
入院せずに精密検査が受けられます
ご家族の方に「いびきをかく」、「呼吸が止まっている」と指摘される方は睡眠時無呼吸症候群が疑われます。
このような症状はありませんか?
- 大きないびきをかく
- 睡眠中に呼吸が止まる
- 夜中に何度も目が覚める
- 起床時の頭痛やだるさ
- 日中いつも眠い
- 居眠り運転を起こしそうになる
チェルノブイリ原子力発電所の事故、スペースシャトル爆発事故、日本では山陽新幹線の居眠り運転など、近年睡眠障害による社会的な事件が多発しています。睡眠障害のひとつに、睡眠時無呼吸症候群という病気があります。夜寝ているときに呼吸が止まり、実際には十分な脳の睡眠がとれていないため日中に居眠りを起こします。社会的な問題だけでなく、心臓病での突然死が増加し、高血圧や糖尿病と言った生活習慣病が悪化することも知られており、自分自身の健康もむしばみます。
寝ているときの病気ですので、本人は気がつかないことがほとんどです。診断の手がかりはいびきです。いびきをかいている人は一度家族の方に寝ている様子を観察してもらうと良いでしょう。大きないびきをかいていて、それがだんだんに弱くなり、あるいは突然に止まってしまう場合は睡眠時無呼吸症候群の可能性が大きいです。
診断には2段階の検査が必要です。まず簡易検査を行います。簡単な機械を家に持って帰ってもらいます。ご自身で寝る前に指と鼻の所にセンサーを取り付けていただき、翌朝に外してもらいます。非常に簡単に取り付けられるので、だれでも簡単に行う事ができます。この検査で無呼吸症候群の疑いがあると考えられる人は、精密検査を行います。従来精密検査は入院での検査が必要でしたが、当クリニックでは自宅で同じ検査ができるようにしています。普段の布団や枕で寝ながら検査を受けることができます。センサーが多くなりご自身での取り付けは難しくなりますので、夕食やお風呂を早めにすませ、夕方に当クリニックに来院していただき、院内でセンサーを取り付けたまま自宅に帰って寝てもらいます。翌朝、そのまま病院へ来てもらいセンサーを取り外します。
検査は予約制となりますので電話にてお問い合わせ下さい。
検査費用 (診察料は別にかかります)
簡易検査:1割負担 900円、3割負担 2,700円
精密検査:1割負担 3,480円、3割負担 10,440円
CPAP治療と管理
睡眠時ポリグラフ検査にて中等症から重症の無呼吸を認めた患者さんにはCPAP治療を行います。これは寝ているときにマスクを着けて寝ることで、マスクを通して機械から気道に一定の空気圧をかけて、気道の閉塞を予防します。使用中の器械に付属しているメモリーカードを持参頂く事で、その場で治療効果やマスクの装着具合を解析し、治療に役立ていることが出来ます。
- 火曜と土曜は診療時間が異なります
- 休診日は木曜・日曜・祝日です
- 受付は午前午後ともに終了時間の30分前までです
- 予約をされた方が優先です。 ただし、急病の際は迅速に対応いたしますので、ご相談下さい